札幌の探偵による身近なトラブル参考知識-民事編2-

Sさんの夫が交通事故で亡くなり、葬式が行われていました。

Sさんが葬式会場で夫の死に泣き崩れているところに、中学生くらいの男の子を連れた女性が近づいてきて「自分は以前、夫さんと交際していた者で、この子は夫さんの子供です。」と中学生くらいの男の子の事を言い出しました。

そして女性は男の子の戸籍謄本をAさんに見せて、そこには夫が男の子を認知した事が記載されていたため、その男の子が夫の子供であることは間違いないようでした。

更に、女性はSさんに「子供には夫さんの遺産相続の権利があるのでキチンと分配して欲しい。」という事と「これまで男の子を育ててきた養育費を支払ってもらいたい。」と言ってきました。

さて、Sさんは男の子に対して、亡くなった夫の遺産の分配と、養育費を支払わなければならないのでしょうか?

答.遺産は分配しなければならないし、養育費は支払わなければならない(可能性が高い)。

理由:夫の実子である以上、夫の籍に入っているいないに関係なく、遺産相続の権利は発生する。また、夫が生きている間の自分の子供に対する養育費の支払い義務も、籍に入っているいないに関係なく生じる為、遺産相続とは別に夫が亡くなるまでの子供の養育費も支払わなければならない。