札幌の探偵による身近なトラブル参考知識-民事編4-

佐々木さんが、会社帰りに近所の酒屋で缶ビールとつまみで合計800円の買い物して、10,000円札で支払い、商品とお釣りを受け取って帰りました。しかし、酒屋の店員がその日の売り上げを計算した時に、佐々木さんに渡した9,200円お釣りのうち、5,000円札と10,000円札を間違えて14,200円を渡してしまったことに気が付き、数日後に酒屋に立ち寄った佐々木さんに「先日、お釣りを5,000円多く渡してしまったので、返して欲しい。」と申し出ましたが、佐々木さんは、その日酒屋に来る前に立ち寄ったパチンコ屋で負けてしまって小銭が500円ほどしかなかったため「もうほとんど使ってしまって返すお金がない。」と言いました。

さて、酒屋さんは佐々木さんから間違えて多く渡した5,000円を返してもらえるでしょうか?○か☓か?

答え.☓(返してもらえない)

※生活費などで使っていた場合には、本来支払うべき支出を免れており、利益が残っていると考えられるので、返さなくてはならないが、遊興費に使っていた場合には返還する義務がないと考えられる。しかし、学説での反対が多く、必ずしも返還請求が認められないとは限らない場合もある。