夫の太郎さんは、妻の花子さんと結婚して10年になり、子供が出来てからというもの、花子さんに全くかまってもらえなくなってしまいました。
太郎さんが段々と花子さんの態度を不満に思うようになっていたところ、太郎さんが久々に行った高校の同窓会で元同級生の女性の明美さんと意気投合しました。太郎さんは明美さんに誘われるがまま、明美さんと程なく男女の関係となり、1か月に1回程度、ホテル等で会うようになりました。

そうして1年ほど過ぎたある日、太郎さんは、突然花子さんから探偵会社の調査報告書を突きつけられ、「あんたのやってたことは全部わかってるのよ!あんたの浮気相手の明美っていう女に『あなたには慰謝料を請求しないので、正直に話して!』って言ったら、あなたと浮気したことを全部話してくれて、その証拠として浮気を認める証書も作ってくれたわよ!あんたとは離婚して慰謝料を請求してやるわ!」と言われました。

太郎さんは、自分のやったことは悪かったと思いつつも、「元々のキッカケは明美さんの方から誘ってきたのが原因だし、浮気は自分と明美さんの二人が一緒にしたことで、原因である明美さんの慰謝料は免除されたのだから自分も明美さん同様に慰謝料を免除されるのではないか?」と考えました。

さて、太郎さんは浮気相手の明美さん同様、花子さんに対して慰謝料を支払わなくても良いのでしょうか?○か☓か?

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答.☓(明美さんの慰謝料が免除されたからといって太郎さんの慰謝料も一緒に免除はされない)

※不貞行為の場合、不貞行為を行なった配偶者と不貞相手との共同不法行為となり、慰謝料請求債務は不貞行為を行なった配偶者と不貞相手との不真正連帯債務となって、共同の責任を負うことになる。このため、基本的に不貞行為を行なった配偶者と不貞相手とが負う債務は一蓮托生の関係になるが、判例では例外的に免除の場合にはもう一方の債務に影響しないとの判断がなされている。