太郎さんが、無遅刻無欠勤で真面目に勤めていた「ダビンソン」という会社が業績不振で給料とボーナスが下がってしまいました。太郎さんには妻と二人の子供がいて、一軒家のローンも30年以上残っていたので、太郎さんは将来の事を考えて業績が好調な「ヨークドー」という会社に転職をしようと中途採用の面接を受けました。「ヨークドー」の人事部で、探偵事務所に太郎さんの採用調査を頼んだところ、「ダビンソン」の関係者から「太郎さんは遅刻や欠勤が多く営業成績も悪い。」という話を聞いたという報告がされ、結果的に太郎さんは「ヨークドー」を不採用になり転職をあきらめました。この時、太郎さん本人は「ヨークドー」に提出された探偵事務所の採用調査の事は知りません。

その1年後に、太郎さんが行った同窓会に偶然「ヨークドー」に勤めている友人がいて、太郎さんの採用調査の事を聞いてしまい、事実と全く違う探偵の調査結果に太郎さんは怒りがおさまりませんでした。

さて、太郎さんは事実と全く違う報告をした探偵事務所から慰謝料を取ることはできるでしょうか? ○か☓か?

A3.慰謝料を取ることはできない。

   ※探偵の報告は、聞いた事実をそのまま報告したものであり嘘を言った訳ではなく、その報告も転職先の人事部がどの程度参考にしたかはわからないし、太郎さんの不採用はあくまでも転職先の人事部が決めた事だから。